あなた好みのいい漢が、きっとあなたを待っている。

 

 

 

 

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,,,,,,,,,,ガチムチ会長,,,,,,,,,,

 

 

 


 

今朝方、愛犬(♀)が亡くなりました。

数ヶ月前に糖尿病だと獣医師に診断され、食事制限での自宅療養を行っていました。

しかし、一週間ほど前から嘔吐を繰り返すようになり、入院することになりました。

原因は腎不全と感染症でした。

血糖値を落とすためにインスリンの注射を打ったり、腎臓の働きを助けるための点滴などをしていましたが

回復の見込みがないことから、昨日退院することになりました。

 

入院中、私自身が忙しくて面会に行く機会がほとんど取れなかったのですが、

退院の前日に面会に訪れることができました。

動くのも辛い状況だったにも関わらず、私の顔を見て尻尾を振りながら、

なんとか顔だけを持ち上げていました。

彼女の頭を撫でながら、もう長くないだろうと悟っていました。

数年前に祖母が癌で亡くなったのですが、その時と雰囲気が似ていたからです。

 

退院したその日は、もう顔を動かすことすらできずに

荒い呼吸を繰り返していました。

今夜が峠だろうと予想していました。

祖母が亡くなった日、私は祖母に何の言葉もかけずに病室から出てしまったのです。

それが今でも悔いでした。

なぜあの時、言葉を伝えられなかったのだろうと。

だから今回は手遅れになる前に彼女に伝えようと思いました。

 

母がお風呂へ入っている間に、私は彼女と2人きりになる機会を得ました。

そこで彼女に、今回貴女を助けられなかったことの謝罪と、

次に生を持ったとき、必ず私たち家族の元に帰ってきて欲しいとお願いしました。

 

せめて明日の朝日が出るまで。

その時までがんばってほしい。

そう願いながら眠りました。

 

朝、目を真っ赤にして、涙を流している妹が私を起こしに来ました。

覚悟はできていたので、そこまで驚きはしませんでした。

1階に下りると、母の寝室に静かに横になっている彼女の姿がありました。

一瞬、本当にただ眠っているだけのように見えました。

それほど穏やかな眠り方でした。

何時に息を引き取ったかを母に尋ねると、

深夜の2時半過ぎのことだったということです。

残念ながら、朝日を見ることはできなかったのです。

思い返してみれば、彼女は家族の誰よりも一番私のそばに居てくれました。

涙をこらえれなくなったので、その場から急いで離れてトイレにこもって泣きました。

母や妹に自分の泣き顔を見られるのが、

そしてなにより彼女に見られるのがたまらなく嫌だったのです。

 

みなさんにも、大切な人が居ると思います。

『その人の大切さに気付くのは失ってからだ』とは本当にその通りです。

私がみなさんにお願いしたいのは、

『後悔しないこと。』

後悔してからでは本当に遅いのです。

あの人に伝えたい言葉、想い。あるのではないでしょうか?

恥ずかしがらずに伝えてください。

絶対に後悔しないでください。

それだけが伝わればなによりだと思います。

 

長くなりましたが、ここまで読んでくださった皆様方。

本当にありがとうございました。

天国の彼女にも、私の想いが伝わっているでしょうか。

それは、彼女にまた会った時に訊いてみるとします。

 

 

 


   

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